耳鼻科の診察において画像診断は様々な病状を確認出来る、非常に有用な医療機器です。
画像診断は、一般レントゲンによる「単純撮影」が主ですが、CTやMRIなどのようにより詳しい画像情報を得る方法もあります。
総合病院にあるCTは、検査台に寝た状態でX線を照射するタイプのものが多いですが、当院で使用する耳鼻科用CTは座ったまま検査することができます。
CT検査
CT検査
耳鼻科の診察において画像診断は様々な病状を確認出来る、非常に有用な医療機器です。
画像診断は、一般レントゲンによる「単純撮影」が主ですが、CTやMRIなどのようにより詳しい画像情報を得る方法もあります。
総合病院にあるCTは、検査台に寝た状態でX線を照射するタイプのものが多いですが、当院で使用する耳鼻科用CTは座ったまま検査することができます。
当日すぐに撮影することができ、検査時間は約1-2分です。また、検査結果も診察室ですぐに確認することができますので治療方針の決定や治療の効果判定に役立ちます。
被ばく線量も一般的なCTの約1/8以下と低被ばくのため、安心して検査をうけて頂けます。
検査費用は3割負担の場合、3,390円となります。もし総合病院へ紹介してCT検査を受けて頂く場合、一般的なヘリカルCTは4,500円程の検査費用がかかり、また紹介状など他の費用も発生しますがクリニックで検査できることで、経済的なご負担を軽減することができます。
副鼻腔は、鼻の穴の周りの複数ある空洞のことで、上顎洞・篩骨洞・前頭洞・蝶形骨洞の4つに分類されます。
レントゲン撮影では上顎洞の炎症はある程度分かりますが、それ以外の部位はレントゲンでははっきりと映らず、判断しにくいことがあります。
その点、CTでは全ての副鼻腔を細かく観察することができ、副鼻腔炎の病変を発見して、適切な治療につなげることができます。
また、通常の副鼻腔炎は細菌感染から発症しますが、特殊な副鼻腔炎としてカビ(真菌)や虫歯が原因で起こることがあります。
カビ(真菌)や虫歯が原因の場合は、通常の副鼻腔炎の治療では改善しませんので、CT撮影をしておらず、副鼻腔炎がなかなか治らない場合には、CTによる診断をおすすめします。
外傷に伴う骨折の診断、手術適応の評価ができます。
鼻骨骨折・頬骨骨折、眼窩壁骨折など顔面骨骨折はCTでしか診断できません。
3次元画像でみると骨折の状態が一目でわかります。
鼓膜の奥に中耳とよばれるスペースがあり、その中に耳小骨という骨があります。鼓膜でキャッチされた音はこの耳小骨を通って、内耳や神経へと伝わっていきます。この、音を伝える耳小骨や中耳の病気が原因でおこる難聴を伝音性難聴とよびます。
中耳は外からは見ることができませんので、原因不明の伝音性難聴の診断にはCTが有用です。
その他、中耳に腫瘍のようなできものを作って周りの骨を壊していく、真珠腫性中耳炎という特殊な中耳炎があります。真珠腫性中耳炎の診断、重症度の判定も可能です。
より精度の高い診療が出来る設備を備えておりますので、ご心配な方は一度ご相談ください。